ノコギリアン文庫フェア2021

展示作品

ノコギリヤネ100年マップ(市内に残るノコギリヤネ全2,000棟の分布図)
アートブック(終わりのない本、ほか)

シンポジウム:2021年6月27日
“ノコギリヤネのある風景”
から見えてきたこと
一宮市尾西歴史民俗資料館



■「ノコギリアン文庫フェア2021」展開記録(随時更新):タイトル一覧

20210729:追記
●「ノコギリアン文庫フェア 2021」を終えて


20210630:追記
■ノコギリヤネ分布図(大判:1700*1500)
6月27日開催のシンポジウムで展示使用された 「ノコギリヤネ分布図(大判:1700*1500)」を、
期間限定(7月25日まで)で移設展示しました。

kouba_ノコギリアン文庫(工場“コウバ”から 公場“コウバ”へ)


20210623:ノコギリアンから「ノコギリヤネ100年マップ完成版」が届きました。
ノコギリヤネ100年マップ完成版を展示(差替)しました。
なお、旧展示パネルは「ノコギリアンコウバ」に移設してあります。
見較べてみるのも“一興”ですよ。



20210606:「のこぎりニ」の中に、ドローンのカメラが入ります。
その眼がとらえる“何ものでもなく、何ものにもなる空間”、
そこから俯瞰される「ノコギリアン文庫フェア」。
あなたの「眼」で体験してみて下さい。

2021年6月17日(木曜日)

ドローンによる「俯瞰映像」撮影実験
「俯瞰」のイメージに迫ります!

「オワリの始まりか」マスミダカラスは、つぶやくと、まっすぐ上空に向かって、急上昇し始めたようだ。マスミダカラスの眼を借りた映像がそれに従った。

(その6:「“コウバ”としてのノコギリヤネ」より)

マスミダカラスの眼(マスカラスコープ)によって映しだされる「俯瞰映像」。
今回は、FREIHEITさん(名古屋)のご協力により、「ノコギリアン文庫フェア2021」の展示舞台をドローンによって「俯瞰」してみよう、という撮影実験を行います。

【撮影協力】
中部地方(名古屋、愛知、三重、岐阜)でドローンサービスの提供
株式会社FREIHEIGHT(フライハイト)
https://freiheit-drone.com/



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20210608:追記

FREIHEIGHT(フライハイト)さんと撮影打ち合わせ

FREIHEIGHT(フライハイト)さんが、わざわざ撮影打ち合わせに来てくださいました。
私はドローン操作のことは全くわかりません。イメージだけお伝えしてすべてお任せです。
今後は、ドローンの屋内撮影のニーズが高まってくるんじゃないでしょうか。

小型の「Tello」ならスマホアプリで運転できるらしい。
・Tello - Google Play のアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ryzerobotics.tello&hl=ja&gl=US
‎・「TELLO」をApp Storeで
https://apps.apple.com/jp/app/tello/id1330559633
・Tello Boost コンボ - DJI モバイルオンラインストア (日本)
https://m.dji.com/jp/product/tello?set_country=JP&vid=45701
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株式会社FREIHEIGHT(フライハイト)
https://freiheit-drone.com/


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20210619:追記

レポート:ドローンが飛んだ日(20210617)
http://36way.net/page1/006/20210617.htm

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20210622:追記

【aotori2302】のこぎりニ空撮(愛知県一宮市) - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=oJzUWnR7kv0
■ドローン撮影/動画編集・制作:FREIHEIT

“マスミダカラスの瞬き”

FREIHEITさんがドローン映像をYouTubeにて公開してくださいました。とてもやさしい仕上がりになっていますね。“マスミダカラスの瞬き”が、やさしく脳裏に刻まれていくさまを見ているようです。エンディングの飛翔は壮観です。


20210527:ICC「街ネタプラス」“ノコギリアン文庫フェア2021”(ICC-20210525.3gp/3分25秒)


20210524:「ノコギリアン文庫フェア2021」開催記念特別頒布
ポストカード・栞セット:限定20組(100円/1組)



20210523:公開製作から展示完了


「ノコギリヤネ100年マップ」(未完)について


「ノコギリアン文庫フェア」開催にあたって
PDF:日本語 / 英語

「ノコギリアン文庫フェア」開催にあたって

ノコギリアン

一宮で生まれ、二十代半ばに故郷を出ました。
そして、四半世紀のち、再び、一宮と関わりを持つようになりました。
そのきっかけは、全国紙に掲載された一枚の「のこぎり屋根のコウバ」の写真でした。
それは、故郷の原風景でした。
いま想えば、ノスタルジーだったかもしれません。
それから十年後、「のこぎり二」に出会い、大きな衝撃を受けました。
のこぎり屋根に抱いていた郷愁は、「期待」へと変わりました。

その後、期待は、「可能性」へと膨らんでいきました。
創造性に満ちた「ウツホ(空洞)」の空間。そして、ここで出会う人たち。
また、自分なりに、故郷の成り立ちから、現在に至る地域の変貌を探る中で、この尾張西部に特有の「のこぎり屋根のコウバ」の残る風景に、遠い過去から現在に至るまで、ずっと一貫してこの地域をつくってきた何かが潜んでおり、ここから未来の「可能性」が見えてくるのではないかと思うようになりました。

そして、先行き見えないまま書き始めた手記が、「断章 ノコギリヤネのある風景 」です。
この手記は現在進行中ですが、あらためて実感したことの一つが、一宮を ガチャ万 という戦後の一時の風潮で象徴しがちであることの自虐性と地域の閉鎖性です。
それを、 ガチャ万の呪縛 と形容しました。
尾張という地域は、もともと多様性のある独自の風土を形成してきたのです。ガチャ万の呪縛から解放されることで、もっと面白い故郷となるのです。使われなくなってきたものを含む ノコギリヤネ を 開く ことで、未来の可能性が見えてくるのです。

今回、「のこぎり二」の一角、「二坪の眼」(主宰・青木俊克氏)をお借りして、「ノコギリアン文庫フェア」を開催させていただくことになりました。
主宰者によれば、「二坪の眼」は 思考実験の場 です。
「断章 ノコギリヤネのある風景 」も思考実験 の段階です。そして、このフェアは、いま、この場で邂逅する あなた との「対話」という 思考実験 に他なりません。
始まりは離れていても、いつか、どこかで交錯する 無限遠点 を見据えながら。

●ノコギリアン(今枝忠彦)
1957 年(昭和 32 年)生まれ。一宮市今伊勢町出身。神奈川県藤沢市在住。
都市計画・まちづくりコンサルタント。経済産業省の派遣で、中心市街地活性化診断・助言事業検討委員として一宮市を担当(2007年)。

In holding the "Nokogirian Bunko (Library) Fair"

Nokogirian

Born in Ichinomiya, I left my hometown in my mid-twenties.Then, after a quarter of a century, I becameinvolved with Ichinomiya again.
The reason for this was a photo of a "saw-tooth roof factory (Kouba)" published in a nationalnewspaper.It was the original scenery of my hometown.
If you think about it now, it might have been nostalgia.Ten years later, I met "Nokogiri 2" and was shocked.The nostalgia that I had on the saw-tooth roof turned into "expectations."

After that, expectations grew into "potential."A space of "Utsuho (hollow)" full of creativity. And the people I meet here.
In addition, while exploring the changes in the region from the origin of my hometown to the present, I have been consistently looking at the scenery of the " saw-tooth roof factory (Kouba)" peculiar to western Owari from the distant past to the present. Something that has created this area is lurking, and I have come to think that the "potential" of the future can be seen from here.

And the memorandum that I started writing without seeing the future is "Fragment" Landscape with Nokogiriane "".This memorandum is currently underway, but one of the things I realized again is the self-deprecation and the closedness of the region, which tend to symbolize Ichinomiya in the post-war temporary trend of "Gachaman."
I described it as "the curse of Gachaman".
The area of Owari originally formed a unique and diverse climate. By being released from the curse of Gachaman, it will become a more interesting hometown. By "opening" the "Nokogiryane", which includes those that are no longer in use, the possibilities of the future can be seen.

This time, I will hold the "Nokogillian Bunko Fair" by borrowing "Nitsubo no me" (presided by Mr. Toshikatsu Aoki), a corner of "Nokogiri 2".
According to the presiding officer, "Nitsubo's no me" is a "thought experiment place". The "fragment" landscape with Nokogiriyane"" is also in the "thought experiment" stage. And this fair is nothing but a "thought experiment" called "dialogue" with the "you" that we meet here.
Even if the beginning is far away, someday, while looking at the "point at infinity" that intersects somewhere.

● Nokogirian (Tadahiko Imaeda)
Born in 1957. Born in Imaise-cho, Ichinomiya. Lives in Fujisawa City, Kanagawa Prefecture. City planning and town planning consultant. Dispatched by the Ministry of Economy, Trade and Industry, in charge of Ichinomiya City as a member of the Central City Revitalization Diagnosis / Advice Project Review Committee (2007) .