過去ログ

                                Page      59
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   通常モードに戻る  ┃  INDEX  ┃  ≪前へ  │  次へ≫   
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ▼「のこ座」を終えて  aoki@dwks 2016/11/04(金) 22:38:40
   ┗「のこ座(20161103):開演前」の写真  aoki@dwks 2016/11/05(土) 11:30:51
      ┗「のこ座」報告書(PDF)をライブラリに追加  aoki@dwks 2016/11/06(日) 21:50:58
         ┗【追記】「のこ座」報告書(PDF)をライブラリに追加  aoki@dwks 2016/11/07(月) 15:20:42

 ───────────────────────────────────────
 ■題名 : 「のこ座」を終えて
 ■名前 : aoki@dwks
 ■日付 : 2016/11/04(金) 22:38:40
 -------------------------------------------------------------------------
   2016年11月3日14時から、のこぎりニにて「のこ座」が開催されました。
私も参加しました。
その“「のこ座」報告”では、私の発言が以下のように取り上げられています。
> ライター 青木俊克さん
> 「掃除が教えてくれること 工場の中に入るきっかけづくり」

これは「はじめとおわり」展に携わった中から私が受け止めたことです。
観覧者の人たちと多くの言葉を交わす中で、50代以上の人の多くは「なつかしい」と漏らし、30代以下の人の多くからは「のこぎり屋根工場の中に初めて入った。新鮮だ。」と返ってきました。

「のこぎり屋根工場」の実態を知ってもらうには、まず、「中に入ってもらう機会づくり」が必要だ、と感じた次第です。

同時に私は、展示に向けて工場内を可能な限り掃除をしました。
この掃除が不思議な体験でした。
展示を観てもらうための掃除でしたが、掃除が「どう観てもらうか?」を気づかせてくれるのです。そこには「建物との対話」がありました。掃除とはこういうものか、と思いました。

掃除をしたものだけがわかる「それ」を、まずは一人でも多くの人に体験してもらうことが「のこぎり屋根工場」を残すはじまりではないかと思います。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜以下転記。(http://noko.webcrow.jp/index.html)
「のこ座」報告

11月3日 文化の日、
ノコギリ屋根工場の今後を探る座談会「のこ座」を開きました。
完結に言うと
『えっ?!なんで一宮市はのこぎり屋根を活用しんの?』
というお話をニ時間半しました。
工場内という決して快適とは言えない空間の中でしたが、
約30名の方にお集まり頂きました。ありがとうございます。

工場活用事例をのこぎりニ、家具工房TRUNK、つくる。の三件、
モデルとなり得る桐生市の活動を紹介したあと、
一宮の今後について話し合いました。
その中で、いろいろなキーワードがあがりました。

一宮商工会議所 青柳勝さん、JTBの吉田和正さん
「観光資源 産業観光 モデルルートの作成」

ノコギリ屋根工場オーナー野田さん
「学び場としての工場 ドキュメンタリー映画の自主上映」

同じく工場オーナー高橋さん
「工場活用できない 工場と母屋の近すぎる位置関係」

地方計画にも携わる今枝忠彦さん
「工場空間への身体順応 稼ぐ場としての工場を知らない世代の可能性 ものづくりの場としての資産」

アーティストの西村正徳さん
「工場とテキスタイルアートとの融合 北光線との反応」

対話計画 藤森幹人さん
「パリのアトリエにもつながる質の高い光の天窓」

暮らしの道具をつくる加茂麻穂里さん
「ノコギリ屋根残したい 自分の家にも北の天窓」

ライター 青木俊克さん
「掃除が教えてくれること 工場の中に入るきっかけづくり」

民芸家具ギャラリー美卯 松原美穂子さん
「古民家活用もいいけどノコギリ屋根もいいなぁ」

市議会議員 高橋一さん
「民間所有の文化財 のこぎり工場を残すための条例づくり」

手作り衣食住おおきひろこさん
「失われた30年 伝承されなかったもの 話す場を求めている」

中小企業診断士 東野礼さん
「持続するためのお金を生み出す運営システム」

中外国島株式会社相談役 伊藤正樹さん
「どちらも必要、文化とそろばん 工場・母屋・庭の総合的な活用 工場の次なる役目」

この座談会は皆さんの認識や感じたことを共有できた、
とても意義のあるものだったと思います。
新しいアイデアももちろん必要ですが、
自分が理解していることを、他人も理解しているという認識を持てることは、
とても大切なことだと思います。
これからノコギリ屋根工場の活用を広めていくときに必ず必要になってくる、
オーナーとユーザーとの人間関係は、簡単に作り上げられるものではありません。
お互いの認識の共有が信頼につながり、運動となっていく日を目指して、
今後も活動していきたいと思います。

座談会中に紹介したTextile Town Mapは、オンライン場のノコギリ屋根工場マップです。
現地で見かけた工場の写真や詳細を地図上にだれでも投稿することができます。
自分の町は自分で守る、そうゆう気風がもっと浸透すればいいなと思って作りました。
http://textiletown.net/

今後ともよろしくお願い致します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜以上。(写真割愛)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 「のこ座(20161103):開演前」の写真  ■名前 : aoki@dwks  ■日付 : 2016/11/05(土) 11:30:51  -------------------------------------------------------------------------
   https://is.gd/vIWgCv
これらは私が撮影したものです。
会場の床に注目してみてください。
木目の温かさが北からの光に照らされています。

これは、平松氏と「のこぎりニ」スタッフによる、会場にお運びいただくみなさんへの感謝の気持ちです。彼らは「のこ座」にみなさんをお迎えする何日も前から床を丁寧に掃除していました。そにに見たのは「点検と磨く姿」でした。

床には傷んだ箇所もあります。みなさんが不用意にその区域に足を運ばないよう、危険回避も考慮して高膳を一列に並べ資料の閲覧コーナーを作っています。

これが「建物との対話」です。

会場入口の床には、
「はきものをぬいで おあがりください」
と手書きのインフォメーションがありました。
これは「のこぎりニ」スタッフのミャンマー出身のイシル氏が日本語のひらがなを使って書いたものです。彼女もまた、遅くまで一人、床を磨いていたひとりです。
その磨かれた床の木の感触を足の裏で覚え持ち帰られた方はいらしゃいますでしょうか。

「建物への愛着」とは、そういうところからはじまると思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 「のこ座」報告書(PDF)をライブラリに追加  ■名前 : aoki@dwks  ■日付 : 2016/11/06(日) 21:50:58  -------------------------------------------------------------------------
   ■「のこ座」報告書(PDF)をライブラリに追加しました。

▼二坪の眼-Top
http://div.36way.net/ad138/nitsubonome/

▼「のこ座」報告書(PDF)
http://div.36way.net/ad138/nitsubonome/lib/nokoza_houkokusho.pdf

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : 【追記】「のこ座」報告書(PDF)をライブラリに追加  ■名前 : aoki@dwks  ■日付 : 2016/11/07(月) 15:20:42  -------------------------------------------------------------------------
   ▼のこぎり二:公開版PFD「のこ座」報告書
http://noko.webcrow.jp/events/20161103/nokoza_report_m.pdf

▼のこぎり二 Home 平松毛織株式会社
http://noko.webcrow.jp/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    通常モードに戻る  ┃  INDEX  ┃  ≪前へ  │  次へ≫    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                                 Page 59