1214のこぎり二論 - 1214_nokogiri2ron.pdf
https://div.36way.net/ad138/nitsubonome/lib/1214_nokogiri2ron.pdf
今枝氏(ノコギリアン)が、-2018.12.14-に記した手記です。
以下に一部を抜粋します。
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●のこが開く/ひとりひとりと世界の関係性を変える。
平松さんとの出会いは3年程前に遡ります。一宮市民活動支援センターで開催された、「ダレデモまちづくり わいがやミーティング」というシンポジウムでした(2016.1.29)。ワタシは、パネラーのひとりとして参加していました。まちづくりの重要性は認めつつも、なんでも「まちづくり」と呼ぶ風潮、行政サイドの姿勢、制度化された閉塞性、そして何よりも、まちづくりそのものが主体性を欠いていることなど、かなり批判的な視点から話をしたと思います。これでは、ミーティングのテーマに真っ向から反対していますね。30年近く、この分野に携わりながらも、まちの再生、活性化という安易な思考への抵抗感、現場での無力感などによる苛立ちもあったかもしれません。ワタシからの投げ掛けは、ノコギリヤネが集積する「起」から、新たな「共同性」を探りたい。部外者は勝手なことを言うものです。ミーティングそのものは活気を帯びたものでしたが、一夜限りという側面は否めませんでした。ノコギリヤネのオーナーである平松さんにどう映っていたのか。その日は、ミーティング終了後に挨拶を交わしただけでした。「のこぎり二」の存在もまだ知りませんでした。しかし、「のこぎり二」は、そのひと月前に最初の展示会である「のこぎりと蔵展」を開催しており(2015.12.30)、既に、活動を始めていた訳です。そして、「のこ鬼」から「のこ座」案内が届いたのは、出会いからおよそ十ヶ月後のことでした(2017.10.11)。
-2018.12.14-
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以上。
ここで今枝氏は平松氏との出会いに触れています。
その出会いが、今枝氏を「ノコギリアン」に変えた。
「ノコギリアン」は「まちづくり」の専門家でありながら「まちづくり」を否定する。では、「ノコギリアン」が提唱する“まちづくり”とはどんなものなのか?
「ノコギリアン」の目覚めはおよそ10年前に遡るらしい。
東京勤務の最中、地元(一宮)の“のこぎり屋根”について取材された新聞記事に目が留まった。そこには“のこぎり屋根”の大きな写真が掲載されていた。「ノコギリアン」は、その写真から『音が聞こえた』と言う。
そして、10年。
「ノコギリアン」の元に“のこぎり屋根”から“招待状”が届く。
このあたりの経緯を、今枝氏は先日の「のこぎり屋根の下で vol.26」で多くを語ってくれました。[#541]
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