2015/06/15:館長レポート:第16回世界剣道選手権大会

館長レポート:ロシアにおける剣道の現状

期日 平成26年5月28日~6月5日
行先 ロシア クラスノヤルスク地方

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今回、「日本とロシアの友好親善を進める愛知の会の関係で、剣道の指導にロシアのクラスノヤルスク地方に行って来ました。きっかけは、日本とロシアの友好親善を進める愛知の会の招へいで、ちょうど2年程前にロシアのクラスノヤルスク市の訪日団がこられました。そのメンバーの中にロシア連邦剣道連盟役員のアレクセイさん、クラスノヤルスク市スポーツ省会長のブイクさんのお二人が訪日団の一員としてお見えになり、日本剣道の現状を見てみたいとの要望があり、たまたま私が色々とご案内させていただいたのがきっかけであります。また、平成25年11月に愛知県の知立市で行われました。剣道四段審査にブイクさんが是非とも愛知県で受審したいとのことで、ホテルの手配、ビザ申請、審査手続、稽古場所等の関係を私が手配したのがご縁の始まであります。当日の審査では見事四段に合格されブイク氏からはとても感謝されました。帰国の際にはぜひとも一度クラスノヤルスクに来てほしいとの依頼があり、今回の訪露が実現しました。

平成26年5月29日 木曜日

中部国際空港から午前8時20分発成田行きの飛行機に搭乗し成田に向かい、午後12時発ロシア行きのアエロフロート便に搭乗し約10時間そしてクラスノヤルスクまで7時間のフライト。終日移動となり、時差等の関係で体のリズムがおかしくなりました。

平成26年5月30日 金曜日

早朝、6時10分クラスノヤルスク空港に到着。見渡す限り何もない空港で、施設としてはあまり立派とはいえず、かなり古い感じのする建物でありました。

                                    

空港には、今回の訪露の招待者である、ブイクさん、通訳のエカテリーナさん、ブイクさんのお弟子さんの3名に出迎えて頂き、1時間程かけクラスノヤルスクの町に向け移動であります。車中から初めて見るクラスノヤルスクの町は、ところどころで建物が建設中で、空港も3年後にユニバーシアード開催に合わせ建設中であり、あちこちで工事の風景が見られたのが印象に残ります。道路といえば、幹線道路においては舗装がされてはいますが、途中大きな穴があり快適な道路とはいえない状態であります。幹線道路から外れるとまだまだ未舗装の道路であり、車は泥だらけであります。走る車の50%位がトヨタをはじめ日本車で、30%がドイツ車、10%がヨーロッパ車であり、ロシア国産はほとんど見かけず、たまに見かけると道路の脇で故障中かバンパーが外れており、かなり悲惨な状態で走っておりました。こうして見ると建物も含めインフラ整備が遅れている印象でありました。

ホテルはアメリカ系のヒルトンホテルであった為、幾分英語が通じ、私のつたない英語でも少しは通じほっとしたところであります。チェックイン後5時間ほど休息をし、遅めの昼食後、午後3時45分からクラスノヤルスク地方スポーツ省のザポードーイ二コフ副大臣を表敬訪問し、お話を聞かせていただきました。今、クラスノヤルスクでは、ユニバーシアード開催に向け、急ピッチでインフラ整備に力を入れており、ぜひユニバーシアード開催の折にはお越しいただきたいとのことであり、また、今回の訪露を機に、もっとクラスノヤルスク市と日本の剣道を含めた武道、スポーツの交流を進めていきたいとお話をしていただきました。

午後4時45分クラスノヤルスクのスポーツ店の見学に行きました。店舗は市内のエニセイ川の中州のようなところに、広大な敷地のところにスタジアム・サッカー場・テニスコート・体育館等のスポーツ施設が集中したところがあり、体育館の1階に店舗があり、品揃え等は日本のスポーツ店とあまり変わらないような感じがしましがただ武道関係の商品は、柔道着・空手着が中心で、剣道用品は竹刀が一本と木刀が二本のみであまりにもさみしい現状であります。定員さんいわくロシアでは、空手・柔道が人気であり、剣道はあまり人気がないとのことでありました。お土産にロシアのナショナルチームの真っ赤な帽子をいただき感激です。

 

午後7時市内のレストランにて歓迎の夕食会を開いていただき、ブイク夫妻、アレクセイ夫妻、ロシアのナショナルチーム監督であるアレクサンダーさん、通訳のエカテリーナさん、そしてクラスノヤルスクに住む日本人の村橋さん,スポーツ店店長さんと楽しく歓談し、夜が更けるのも忘れて飲んで、食べて、カラオケで大いに盛り上がりました。

 

料理はビーフ・チキン肉料理が中心であり、ボリューム満点であり胃薬が手放せないほどであります。最後に剣道と日本語で書いてある大きなケーキが2個も準備されていて、感激し美味しくいただきました。白夜のせいか午後11時を過ぎても外は明るく、ホテルに戻ったのが12時近くとなり長い1日を終えることとなりました。

平成26年5月31日 土曜日

朝6時に起床、白夜のせいか頭がすっきりしないまま朝食。9時30分には、ホテルにブイクさんが迎えに来てくれ、「アレナ・セヴエル」というスポーツ総合施設にてロシアでのはじめての稽古に向かいました。体育館はアイススケートリンクが併設されており、ちょうどアイスホッケーの練習中であり、とても立派な体育館で迷路のような広さであります。更衣室もシャワー・トイレが併設されておりゆったりとしたスペースがありました。日本ではあまり見たことがないような設備でありました。もちろん食堂もあり、利用者が気軽に利用ができ、日本の定食のような日替わりのメニューでありました。

  

着替えを終え、体育館に入るとすでに30人程の人達が集まっており、私の姿を見ると日本語で「お願い致します」と挨拶をしてくれ、私のほうがびっくりし思わず。わたしも「よろしくお願いします」と日本語で挨拶を返したものです。集まったロシア剣士たちは、地元のクラスノヤルスク市内以外から、飛行機で3時間かけシベリアから来た剣士等、他の地方からも沢山集まってきたとお聞きしました。小学校の4年生位の子供から大人まで幅広い年代層の方が稽古に参加しています。10時から稽古が始まり、始めに私の自己紹介をして頂き皆さんと顔合わせをすませ、すぐに稽古が始まります。

 

指導は、昨晩お会いしたロシアナショナルチームの監督であるアレクサンダーさんの指導で進められます。黙想から準備運動、素振り、基本打、技の稽古と進むのですが、号令等の剣道用語は全て日本語であり、違和感はありませんでした。準備運動は日本とあまり変わりはなく行われます。素振りについても100本ぐらいの数で行われます。面を付け基本打ちになるのですが、切り返し2セット、面・小手・胴、連続技とそれぞれ12本程度とおおよそ1時間指導者が説明を入れながら行われます。つづいて応じ技等の稽古に入ったのですが、かなりハイレベルの応じ技、返し技を稽古します。かなり、試合を意識した技が目立ちます。小学生あたりの子供達には、難しすぎるのですが稽古メニューは一緒に行っています。1時間程行った後、明日の試合に備え、審判講習が始まりました。審判の所作等の確認、立ち位置等の講習でありました。まだ審判の技量は乏しいものであり、所作を覚えるのが精一杯で、一本の見極めが出来ていないと感じました。ただ当てるだけの技にも反応していまいます。まだまだ審判の技量に関してはこれからではないかと感じました。最後私も加わり互角稽古を全員と行い、稽古し終了したのが午後2時であります。その間彼らは一度も面を取らず、休憩無しでの稽古でありました。体育館の中は、スチーム暖房でとても暖かいのでしっかりと汗を流したので時差ぼけの体には、かなりきつくぐったりであります。彼らと稽古をして感じたのが、スピード・パワーはかなりのものであり、骨が折れるのではないかと思うぐらい打突が強く、体当たりなどしっかりと受け止めないと飛ばされそうであります。打突の機会は受身が多く、剣先の攻め、足の攻め等が少なく、逆にこちらのペースで稽古が出来きるのですが、パワーで圧倒されそうでした。

    

稽古が終わり、昼食をとりホテルに戻って一休みもする間もなく、午後3時からクラスノヤルスクの郷土博物館に行ってきました。建物自体とても歴史ある建物で、寒さ対策なのか玄関が2重扉になっており、正面のガラスケースに市長の写真等が飾られており、クラスノヤルスクの歴史的な資料が展示されており、昔のロシアの部屋等が再現されていて、興味深く見て廻ることができました。中でもマンモスの骨が展示されており、あらためてマンモスの大きさにびっくりしたものです。

 

その後、午後5時から「ボブロヴィ・ログ」ファンパークという、冬場はスキー場として活用されるところに案内され、リフトに乗り、頂上へと行くと、眼下にクラスノヤルスクの町が一望できる展望台があり、しばし絶景を楽しみながらモンゴルのゲルの中でティータイムとなりました。頂上は、やはり夏とはいえかなり寒く、ゲルの中の暖かさにほっとひと息です。

夕食は施設内の大きなレストランで戴いたのですが、人生初めてウサギの肉のカツを戴きました。見た目は普通のカツにソースがかけてあったのですが。中身はひき肉を固めてある状態で、臭みもなくおいしく食べられました。チキンのステーキも食べたのですが、これは、見た目も日本で食べるチキンと同じで、皮がパリパリに焼かれ、中身はとてもジューシーでしっかりと香辛料が効いており、とてもおいしかったと思います。とにかくロシアの料理は、ボリュームがありサラダ、メイン料理、デザートにしても日本よりひと回りサイズが大きいのには驚きました。今日も白夜のおかげで、まだ外は夕暮れのようですがホテルに着いたのは11時30分を廻っており、就寝は日付が変わってからであります。

 

平成26年6月1日 日曜日

今日は、訪露のメイン行事でありますクラスノヤルスク地方剣道選手権が行われます。午前6時に起床、ホテルで朝食をとります。ホテルでの朝食は、日本のホテルと同じバイキング形式であり自由に好きなものを食べられました。メニューもほとんど日本と同じで、ご飯とみそ汁がないぐらいであり快適な朝食です。朝食を済ませ、ロビーで待機していると、午前9時30分に迎えの車が来てくれ約15分位で会場である「アレナ・セヴエル」スポーツ総合施設へと向かいました。当日は、クラスノヤルスク以外のシベリア等からも参加されていて、役員・選手・観覧者約60名程度の大会ではありましたが、地元テレビ局・新聞社のメディアも来ており、開会式が終わるとアトラクションとしてロシア民謡の披露等があり、ひとつのイベントとして位置づけているようであります。

   

参加選手としては少ない感じがしますが、ただ、ロシアの剣道人口をナショナルチームの監督にお聞きすると、正確な数はわからないそうですが、ロシア全体で約2000人程度であるとおっしゃており、そう考えるとこの数はすごいことだと思います。参加者も地元以外の選手は、車で5時間かけてきた選手、また、シベリアからは飛行機で5時間かけて来た選手等それぞれ大変な思いをして参加しているそうです。これだけでも彼らの剣道に対する情熱が伝わってきました。大会は、子供の部・一般の部初心者・上級者の3ブロックの個人戦で行われました。子供の部においては、気迫ある声は無く、ただ打ち合っているような感じがしました。技等の関しては、同じ技の繰り返しが多く、なかなか勝負がつかず長い試合がみられました。また、レベルの差があり決勝で戦った2名程が抜き出ており、彼らは、ヨーロッパ大会に出場するそうです。一般の部初心者においては、日本でいうと中学生レベルではないかと思います。ただ体が大きくパワーがあるのでなかなか迫力ある試合が見られました。技等に関しては、パワフルな剣道でどんな体制でも打ち込んでくる感じがしました。一般の部上級者においては、日本でいうと、大学生レベルではないかと思います。パワーはもちろん、スピードもあり、多彩な技を使う選手も見られました。決勝での選手は、ロシアのナショナルチームの強化選手で、来年東京で行われる世界大会出場を狙っているそうです。さすがにこの二人は、気迫、間合いの攻防、技の多彩さも抜き出ており見ごたえのある試合でありました。全体的な試合の感想は、攻めのある一本は少なく、相手の動きに反応する技が多かったように思います。ただ、反応は素早くスピードも速いものがありました。今後彼らが、しっかりとした打突の機会を見極めるようになれば、あれだけの身体能力があれば手強い選手となる気がしました。大会が終了し全員で記念写真を撮り、しばし剣道談義で花が咲き彼らから剣道の稽古方法等の質問を受けました。そこで私が申し上げたのは、「一 眼、二 足、三 担、四 力」の訓えの中の、足さばきの稽古を勧めました。上半身だけの技だけではなく足を使った技の修錬が今後の課題ではないかと伝えました。掛かり稽古・追い込み等の稽古が不足しているのでそのあたりに重点をおいた稽古を心がけて下さいと話を締めくくりました。

 

   

遅めの昼食を「アレナ・セヴエル」スポーツ総合施設で終え、ホテルに戻り着替えを済ませてから、今日6月1日はロシアのこどもの日にあたり、6月、7月、8月と長い夏休みとなるそうです。市内の中心部にある劇場で、本場のバレー公演に行き、すばらしいバレーを見てきました。劇場は小さな子供達で一杯でありましたが、公演が始まると、皆静かに真剣な眼差しで公演を楽しんでいるのには、大変びっくりしました。日本では考えられない光景です。約1時間の公演を終え外にでると、クラスノヤルスク市庁舎を中心に公園となっており、子供の日であるので、あちらこちらで催しが行われており、出店等も沢山出ており子供達の笑顔で一杯であります。市内の中心部に流れるエニセイ川のほとりを散策しホテルに向かいました。

 

今日の夕食はロシアのサウナに連れて行ってもらいました。日本のサウナとはまったく違い、ロシアでは社交の場となっており、家族・仲間が全員でひとつのスペースで自由に食事をし、サウナで汗を流し、プールで泳ぐというスタイルであり、20畳ほどの食事をするスペース、10人ほどが一度に入れるサウナスペース、10mほどのプール、シャワースペースがあり、まったくのプライベート空間となっています。そこで各々が食べ物を持ち込んでも良、食事を注文しても良で、食べて、飲んでの大騒ぎであります。そこで、人生初めてのトナカイの燻製を戴きました。なんだかんだで、今日もホテルに着いたのが午後12時近くとなり長い一日を終えました。

 

平成26年6月2日 月曜日

今日も、「アレナ・セヴエル」スポーツ総合施設」で10時から稽古となり、20名程が参加され、稽古が始まりました。始めに、ブイクさんから昨日の試合の反省として、1時間程話をしたのですが、その間全員が正座をし、話に聞き入っており、思わず通訳の方にお尋ねしたところ、ロシア人は理屈が多いので同じようなことを何度も話しをしているのだそうです。準備運動から素振り、基本打ちと行われる中,胴打ちの時に逆胴しか打たない方がおり、どうしてかと尋ねると。打ちやすいからとの返事でありました。ある意味でとても自由なのかなと思いましたが、基本動作での胴打もしっかりと稽古したほうが良いのではと感じます。今日は小学生の子供達が4名ほどいたので基本動作での注意点を伝えました。どうしても右手の力が強すぎるので、左手の使い方等を説明すると納得してくれました。最後の互角稽古で、ブイクさんと20分ほど稽古をし、剣を交えたのですが、どうしても前に出る力が弱いようで、相手の技を受けてからの打ちにこだわっているようです。今後は、剣先の攻め、足の攻めが大切になること伝え稽古を終えました。今日も休み無しの4時間程の稽古を終え昼食となりました。

  

午後2時45分には、クラスノヤルスクでは有名な「エニセイ」株式制商業銀行を表敬訪問し、理事長のイリーナ・アンティーピナさんとお会いすることができました。お話の中で、今後は日本企業のクラスノヤルスク進出を大いに期待していると伺い、これからの日本とロシアとのビジネスが活発になることを願うものであります。

 

その後、今回の訪露中通訳をしてくれているシベリア連邦大学の日本センターを訪問してきました。シベリア連邦大学は、ロシアで3番目に大きな大学で、教職員・学生を合わせると5万人程いるとお聞きしびっくりであります。とにかく大学内は、ひとつの町であり、10階建位の高層マンションと見間違う学生寮がいくつも立ち並び、全ての生活が大学内でまかなえるそうです。日本センターは、大学の大きな図書館の中にあり、すばらしいものでありました。当日夏休み中であり、生徒数が少ないそうですが日本センターには、日本人の先生が2名おり、日本語を選考する10名ほどの学生さんが私たちを歓迎してくれました。センター内には、日本の民芸品や写真等が飾ってあり、一瞬日本と見間違うほどであります。彼らは非常に日本語がうまく、会話は全て日本語で行います。機会があれば、日本で働きたいという学生さんもおり、日本の現状について色々と質問を受け楽しいひと時を過ごすことが出来ました。帰りに大学のはずれに、日本のシベリア抑留者の方たちの慰霊塔があり、そこに立ち寄り花束を献花してまいりました。夕食時に、シベリア連邦大学の数学教授も加わり、和やかな夕食を取ることが出来ました。今日もホテルに着いたのが午後11時過ぎと遅く、胃薬を飲んで就寝となります。

 

 

平成26年6月3日 火曜日

ロシア滞在最終日となりました。いつものように「アレナ・セヴエル」スポーツ総合施設」で10時から稽古。今日はロシアでの最後の稽古となるので、参加した全員と一緒に稽古をし、すがすがしい汗をかくことができました。滞在中、大会を含め4日間ロシアの剣道を体験させてもらったことは、私にとって、とても貴重な体験であり、今後の私の剣道に大きな影響を与えてくれるものと成りました。ロシアのあまり良いとはいえない剣道環境の中、日本の剣道を愛し、真剣に取り組んでいる姿は、逆に私たちが学ぶものが多いと思います。今後の彼らの活躍を祈念するものであります。昼食を取り、ホテルに戻り着替えをしてから、最後の表敬訪問先であります。クラスノヤルスク地方民事アンセンブリという会に行きました。日本では、無い組織であり、行政機関の取り組みについて、色々な意見を言う諮問機関と聞きました。会長さんをはじめ、10名ほどの方たちと歓談をし、今後もスポーツを通じ、クラスノヤルスクと日本の友好を進めていきたいと意見交換をしてまいりました。その後は、ちょうどクラスノヤルスク駅の前に建物があったので、シベリア鉄道が走る駅を散策しました。駅舎自体が建て替えられておりとても美しい駅舎であり。また、駅の大時計は、モスクワ時間を示しておりました。これは、ロシアでは時差があるため時刻表は、モスクワ時間となるそうです。

  

時間も夕方となったのでホテルに戻る中、市内見物を含めお土産品を見にバザールに行きました。なんだか迷路のようなところに店舗が並び、一人ではとても行けそうにも無いところでありますが、価格は、モスクワよりかなり安いそうです。そこでは、ロシアの人達が被る毛皮の帽子を買ったのですが、日本では考えられない金額でミンクの帽子を買うことができとても満足であります。

  

夕食は、ロシア最後の夜でありますので、ホテルのディナーということとなり、訪露に際して大変お世話になったブイク夫妻、アレクセイさん、通訳のエカテリーナさんと最後の夕食となり、滞在中での御礼を含め、来年の日本で開催される世界大会での再会を約束し楽しいひと時を過ごし別れました。それからが大変で、ブイクさんが両手一杯のお土産を持ってきてくれ、スーツケースに詰め込むのに大騒動です。何とか収まったのですが重量オーバー空港で追加料金となってしまいました。

     

平成26年6月4日 水曜日

朝、6時起床早目の朝食を取り、7時30分ブイク夫妻、通訳のエカテリーナさんが迎えにきてくれました。空港まで約1時間、最後のクラスノヤルスクの町を抜け、郊外のクラスノヤルスク国際空港まで向かいます。たった5日間の滞在ではありましたが、楽しい思い出が一杯の旅でありました。搭乗手続き等を済ませ、搭乗を待つ時間コーヒーを飲みながら滞在中でのお礼をし、また、お会いすることを約束しお別れとなりました。午前10時40分アエロフロート航空1483便にて、モスクワを目指し7時間のフライトにつきました。

現地時間午前11時20分(クラスノヤルスクとの時差6時間)に到着し、モスクワ観光へと向かったのですが、空港からモスクワ市内までは大渋滞。片側4車線もある道路がピクリとも動きません。約2時間近くかけてようやくモスクワへ、赤の広場へと着いたのですがクラスノヤルスクとは大違いで、非常に車も多くいたるところ渋滞でありました。さすがに赤の広場は大きく、きれいで観光客も多く活気あふれる町であります。しかし、このあたりで疲れがピークに達したのか、歩く気力がだんだんなくなり空港に戻ることとしました。また、2時間近くかけ空港に戻り、フライトまで空港ですごすこととしました。空港内はとても広く、快適で、免税店が立ち並びウィンドショッピング楽しんできました。お土産品はやや高いような気がしますが色々と見て廻りました。

  

モスクワ滞在時間約8時間ではありましたが、ロシア最後の時間を過ごし現地時間午後8時発の成田行きに搭乗し、日本に向け約10時間のフライトであります。

 

平成26年6月5日 木曜日

成田空港に到着したのが午前10時35分、順調にフライトができたのですが一睡もできず、頭がふわふわしている感じがします。今度は中部国際に向け午後4時55分発に搭乗し、午後6時5分中部国際に到着。自宅に着いたのが午後8時、長かったロシアへの旅が終了となりました。

今回の訪露は、私の人生にとって本当に貴重な体験であり、これからの私の人生の中に大きな影響をもたらすものと思います。また、ロシアの人達の温かさ、絆の深さ、そして心から剣道を愛してくださっていることが知れ、感謝の気持ちで一杯です。またいつかもう一度行ってみたいと思います。

平成26年6月

一豊剣志会 日 比 野 隆 夫


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