←:第6回大会 第8回大会:→

第7回 一豊杯剣道錬成大会

Library
目次
参加チーム一覧 大会コラム 手拭い
コレクション
一豊杯の声 Picasa
Web Album
小学生の部 中学生男子の部 中学生女子の部

■2012年3月25日開催  【写真提供:(C) Photo Studio ANGLE / 文責:aoki】

第7回大会コラム『剣道の魅力』

一宮市内の剣道道場

■木曽川一豊剣志会(一豊剣志会)

 ▼日比野隆夫師範長

【道場訓】
≪今日このように生かされている≫
今、こうして生きているということは、自分ひとりの力だけで生きているものではない、両親をはじめ自分を支えてくれる沢山の人達の力をもらって自分は生かされていることを常に自分の心に持つこと。
『感謝の心』『礼節の心』『素直な心』三つの心を持つ人となること

「剣道の魅力について」
私が剣道に出会ったのは、木曽川町剣道連盟が発足した昭和46年(当時12歳)であり、すでに40年余りになります。何故、今日まで剣道を続けてこられたのか、剣道の魅力とは、振り返ってみると、やはり道場訓にあるように、今の自分があるのは剣道を通じて得たものが、今の自分をつくってくれたものだと思います。又、剣道の魅力である心法の訓が、人間形成に大いに役立つものだと思います。
その中で、現在の一豊剣志会の指導方針は、勝利至上主義の指導ではなく、心法の指導に重点をおいて指導をしています。常に、感謝の心・礼節の心・素直な心 を持つ人間になれば、おのずと技量の向上にもつながり、人間形成にもつながってくるものだと思います。
今日も私を含め指導者は、子供達から沢山の力や感動をもらい、子供達は指導者から沢山の訓を学び経験をする。そしてお互いに剣を交えて修行をし、自分の生きる道を探していけたらと思います。

□一豊剣志会には「一豊剣志会ノート」なるものがあるそうです。このノートは、生徒一人ひとりに渡される館長との交換ノートで、生徒は日頃の稽古での質問や試合の反省などを書き、そこへ館長がメッセージを添えて生徒に渡されるというもの。こうした対話の中で、まずは信頼感を育みお互いに心を開くところから稽古がはじまると思っています。実際、指導する立場にある者も子供達から学ぶものはたくさんありますよ。


■萩原剣道クラブ:萩原教室/中島教室

 ▼渡邉一民先生

【道場訓】
1.剣道を通して気骨を養い創意工夫をする人となることをねらいとす。
1.面をつけたらはげしく、面をとったらやさしく、平和を愛すること。
1.剣は心なり“云々”と言われる礼節をわきまえ明るい心を心がけるべし。
1.細心にして豪胆たれ。

「剣道の魅力について」
殆んどの競技(運動)が若い間にピークを迎えると云っても良い程であるが、この競技はそこそこに元気であればいつまでもやれて、しかも、ずぅーっと向上心をもって工夫して続けていった人は若者にも負けない、心・技・体・気・力 等の奥深いところにはいり得て、行くつくところのないところへ行くことが出来ることではないだろうか。
そして又、殺し合いが発端でありながら活人剣という言葉も生み、竹刀打現代剣道の奥義は、思想的には平和愛好につながることもそうであると思う。

□滝藤若康先生(写真右):子供たちには、まず「大きい声」「正しい姿勢」「堂々とした気持ち」を身につけて欲しい。剣道の稽古には、これらのすべてが含まれています。そして、普段の日常生活の中では「相手の目を見て話す」という基本的なことが、あたりまえにできるようになっていきます。


■浅井剣友会(代表:吉澤弘隆先生)

 ▼森島秀雄先生

【道場訓】
礼儀を正しくし、苦しみに耐え、心身を磨こう

「剣道の魅力について」
浅井剣友会の道場訓「礼儀を正しくし、苦しみに耐え、心身を磨こう」。この言葉を訓えとして、剣道を正しく真剣に習うことで相手を思いやる心が育ちます。また、逃げることなく、まっすぐ相手に立ち向かうことで、あらゆる困難に取り組む姿勢を養うことができます。社会に出てからも、相手の目を見てあいさつができる人になって欲しい。
自分の意見をしっかりと持ち、周りの人とコミュニケーションを取りながら協力していける人に育ってほしいと願いつつ、剣道を通して子供たちと一緒に成長していきたいと思っています。

□成瀬朋恵先生(写真右):剣道は相手を「打つ」競技ですが、喧嘩とは違います。『打って反省、打たれて感謝』という言葉(訓え)があります。そこには「打つ者」も「打たれる者」も双方が「相手に礼を尽くす」という意味が込められています。そんな日々の稽古が人間形成へとつながっていくものと思います。


■尾西剣道教室

 ▼杉藤良宗先生

【道場訓】
基本重視

「剣道の魅力について」
剣道を通じて「礼法・集中力・判断力を養い常に感謝の気持ちを持ち、現代社会を生き抜くための自己の確立を図らせることができる」と思っています。
そして、ほんの少しでも何か将来につなげるものを学び感じ取って、彼等のこれからの心の一助となるゆように剣道の指導を行いたい。

□「自分で考える日々の稽古」を心がています。基本稽古は、メン・ドウ・コテの繰り返しですが、その繰り返しの中で、相手の目を見る、相手の動きを見る、相手の気持ちを察する、ことを学んでいって欲しいと思っています。それが「相手への礼」ですね。


■一宮女性剣道クラブ

 ▼東朱美先生

【道場訓】
楽しく美しい剣道

「剣道の魅力について」
「和」と「礼」を学び、年齢を問わずできること。
人間形成に役立つこと。
心と体を磨き、思いやりの心ができる。
それが剣道の魅力と感じています。

□60歳を過ぎてから剣道を始められる方もいらっしゃいます。剣道に求められるものは、必ずしもスピードだけではありません。「有効打突」ができていないと「一本」にはならないのです。隙の無い構えには打突することができません。そんな「構え」を磨くことも「剣道」なのです。




『打って反省、打たれて感謝』

剣道の稽古の心構えには、『打って反省、打たれて感謝』という訓えがあると聞きます。竹刀を持ったことのない私には、その訓えを身体に覚えることはありませんが、訓えの深さを察知することはできます。ただ、理屈と実践では訓えの深みを識る上においてもとらえ方の深さと広がりの重さが違ってくるような気はします。実践の稽古を繰り返し続けることによってはじめて身に付く所作。その華麗さは、一瞬を逃さない観察力と多くの情報を基にした上での適切な行動力に裏打されるものだろうと思います。技を研く己を磨く稽古とは、常に自身のポテンシャルを平安に保てるか、という試みのように思います。そして、そこに向上心ある試みが日々の生活の中に自然と反映されていくのではないでしょうか。

語彙の少ないまだ幼い少年達には、『打って反省、打たれて感謝』という言葉の響きからそこに在る訓えを察知することは容易ではないだろうと思います。それでも、なにかの呪文のような響きと共に竹刀を持つことによって、その響きが身体の中に浸透していく。そうした実践の中でとらえていく言葉の訓えは、深さと広がりと重さを手に取るように「解る」感触を身に付けていけるものだろうと思います。そして、その「解る感触」を知った時、それは生涯をかけて追い求めるものでもある、と自ずと識ることになるのでしょう。


▼剣道日本:2012年6月号(No.436)掲載▼


「一豊杯」へのお問合せ・お便りは、メールフォームよりお寄せください。


Copyright © 一豊杯剣道錬成大会 2007-2013. All Rights Reserved.
◇無断転載禁止