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第三回 一豊杯剣道錬成大会

目次】 【参加チーム一覧:小学生の部] [中学生男子の部] [中学生女子の部]】
大会レポート】 【大会写真集[1]】 【大会写真集[2]


■2008年3月30日開催 【写真提供:(C) Photo Studio ANGLE / 文責:aoki】

『剣道にはドラマがある』

 みなさん、こんにちは。一豊杯剣道錬成大会・大会レポート取材担当のaokiです。

 2008年3月30日(日曜)に、一豊杯剣道錬成大会の第三回大会が開催されました。今大会へのエントリーは、小学生の部が17チーム、中学生男子の部が25チーム、中学生女子の部が23チーム、と300名以上の少年剣士が参加する過去最大規模の大会となりました。

会場案内

 会場は今大会も一宮市木曽川体育館。会場には、早朝から300名以上の選手を含めた大会関係者が続々と集まってきます。随所に配備された運営スタッフが駐車場の案内など、安全かつ迅速に適切な案内をしています。そして、一豊杯の象徴でもある「無 一豊杯剣道錬成大会」と白抜きされた紫紺の幟が立ち並ぶ階段を上り、2階の入口へと進むと、受付担当の運営スタッフが明るい笑顔で迎えてくれました。

 なお、この体育館は、木曽川町が一宮市と合併して以来、一宮市の管理下にありましたが、2008年4月より「指定管理者:ハマダスポーツ企画株式会社」が管理することになりました。

準備運動

 大会開会式が始まる午前9時30分を前に、選手のみなさんは準備運動に余念がありません。各チームが防具を身にまとい、徐々に士気を高めていきます。体育館の全面を埋め尽くす300余名の防具姿の剣士たちを目の当たりにすると、見ているだけでこちらの身も引き締まる思いです。

開会式

 午前9時30分。開会式は競技委員長・日比野隆夫氏による「開会の辞」により始まりました。壇上には来賓各位と審判団を含む大会運営関係者が並ぶ中、今大会では特別ゲストとして、甲冑姿の「山内一豊公」扮する鈴木三弘氏が華を添えています。「一豊杯」という名に因んでの粋な演出ですね。

式典


(敬称略)
  • 山口 昭雄 /大会実行委員長(上段左)
  • 栗本 和徳 /一宮市長代理・教育文化部長(上段中)
  • 林 寛子  /中日新聞 一宮総局長(上段右)
  • 神戸 健太郎/一豊剣志会顧問・一宮市議会議員(下段左)
  • 吉澤 弘隆 /審判長(下段右)
  • 日比野 秀俊/選手宣誓:一豊剣志会・木曽川西小6年(下段中)

 式典は、第二回大会の優勝旗返還のあと、大会実行委員長・山口氏の挨拶に続き、来賓代表として、一宮市長代理/教育文化部長・栗本氏、中日新聞/一宮総局長・林氏、一宮市議会議員・神戸氏の三氏より激励のことばがありました。中でも、林氏が大会プログラムを片手にその表紙にある「」という言葉に触れて、「一豊杯」における地域の特色の重要性について述べられたことが印象的でした。

続いて、審判長・吉澤氏による競技注意のあと、選手を代表して一豊剣志会・日比野秀俊選手が選手宣誓。

日本剣道形

打太刀
  • 加藤 遼  (木曽川西小学校6年)
  • 北川 瑞貴 (木曽川西小学校6年)
  • 日比野 秀俊(木曽川西小学校6年)
  • 日比野 晶 (木曽川西小学校6年)
  • 川合 康仁 (黒田小学校6年)
仕太刀
  • 加藤 駿  (木曽川西小学校6年)
  • 蛭田 大河 (木曽川西小学校6年)
  • 八木 爽馬 (木曽川西小学校6年)
  • 中江 正成 (黒田小学校5年)
  • 澤野 光生 (木曽川東小学校6年)

 式典の後、競技開始の前。「一豊杯」恒例の“演舞:日本剣道形”が披露されます。演舞は今大会でも一豊剣志会の面々によるもの。剣道の持つ伝統の重さを感じさせる一幕です。

 そして、競技開始。会場には4面の試合会場が設けられ、それぞれのコートで予定された対戦カードが展開されていきます。今大会では、Photo Studio ANGLE さんのご協力をいただき、大会の模様を撮影していただきました。大会の様々な表情を捉えていただきましたので、どうぞ、【大会写真集[1]】【大会写真集[2]】をご覧ください。

入賞一覧

【小学生の部】 ※詳細 【中学生男子の部】 ※詳細 【中学生女子の部】 ※詳細

優勝:一豊剣志会A


2位:一宮スポ文剣道教室A


3位:一豊剣志会B


3位:一豊剣志会C


優勝:浅井中学校A


2位:中部中学校A


3位:千秋中学校B


3位:今伊勢中学校A


優勝:尾西第三中学校


2位:木曽川中学校A


3位:千秋中学校A


3位:中部中学校A

優秀選手

(審判選考)

  • 中江 正成 (一豊剣志会A)
  • 日比野 秀俊(一豊剣志会A)
  • 真野 宜利 (一宮スポ文A)
  • 渋谷 知加 (一宮スポ文A)
  • 川合 康仁 (一豊剣志会C)

(5人抜き)

  • 筧 諒太郎 (浅井中)
  • 福島 武史 (南部中)
  • 真野 敬太 (千秋中)
  • 早川 智洋 (奥中)
  • 平子 力規 (北部中)

(5人抜き)

  • 園田 綾佳 (木曽川中)

山内一豊公役:鈴木三弘さん

 今大会で特別ゲストとしてご参加いただいた鈴木三弘さんですが、階上観覧席の一部に設けられた[参加チーム記念写真]撮影の場でも「山内一豊公」扮する甲冑姿にて、一役買っていただきました。これには選手たちにも大人気で、サインをせがまれる一幕もあったようです。聞くところによると鈴木さんは、甲冑愛好家の一人で、2007年9月に開催された木曽川町の「一豊まつり」にも甲冑姿で「一豊公」役としてご参加されたとのこと。その時のご縁で、この第三回一豊杯剣道錬成大会にもご参加いただけるようになったのだそうです。

 さて、最後に、大会レポート取材担当としてご来場のみなんさんにお伺いしたいくつかのご意見をご紹介させていただきます。取材は主に「剣道の魅力について」「今後の一豊杯への期待」というテーマを中心にお聞きさせていただきました。

■剣道の魅力

 観覧席から試合を見守られているご父兄からのご意見には、『礼儀正しさを身に着けることができ、精神力や集中力を鍛えることができる』という回答が多数を占めていました。そんな中で、『“あいさつ”が大きい声でできるようになった』『相手の顔を見て、人の話を聞く姿勢ができてきた』という、現実的な効果がどのようなものなのかについてのお話もお聞かせいただくことができました。また、『日常の生活空間では縁のない“年配の方”からの指導を受けることによって、社会を学ぶことができると思う』というご意見もありました。

■一豊杯への期待

 「一豊杯」の特色のひとつとして位置づけられているのが、中学生の部は「勝抜き戦」としているところです。他の大会では中学生の「勝抜き戦」はおよそ行われないと聞きます。そんな中、敢えて、中学生の「勝抜き戦」を設定していることに関して、『勝抜き戦には、持久力の問題など戸惑いを覚える一面もある』『高校生になればすぐに“勝抜き戦”の場を迎えることになるので、中学の段階で勝抜き戦を経験できる場があることは良いことだと思う』、と賛否両論ありました。

 そこで、実際に「勝抜き戦」を戦っている選手たちにも意見を求めてみると、『勝抜き戦はプレッシャーが大きい』『勝抜き戦は、エントリーしても対戦することができない場合もあるので、つまらない』『勝抜き戦は体力を消耗するが、その極限の中で戦い続ける自分への励みを持てる』『勝抜き戦は好きだ。一人で何人とも対戦できることに醍醐味を覚える』『勝抜き戦であっても、メンバーの一人として参加しているので、たとえ、自分に対戦する機会がなくなったとしても、チームとして勝利できれば嬉しい』という声が返ってきました。選手たちにとっては、戸惑いがある中にも「勝抜き戦」をほぼ受け入れているという姿勢が見られました。

 確かに、「団体戦」と「勝抜き戦」とではチームとしての戦略や戦法が異なってくるところがあると思います。今大会でも、“先鋒”一人が5人抜きで勝ち進み、やがて、力尽きたのかチームも敗戦するというケースもありました。ただ、ある選手がこんなことを語ってくれました。『対戦相手にしろ、仲間にしろ、“他者”を大切にするということは、他者の“個性”を大切にすることだと思う』と。この時、「剣道」は確実に人を育てている、と感じました。大会関係者に聞いても、『社会人となってからも剣道を続けている人は多い。剣道を通じた社会での繋がりも“剣道の魅力”のひとつでしょう』、と返ってきました。


大会運営スタッフに感謝

 今大会も大過なく無事に終えることができました。その影には、大会運営スタッフの地道な努力があります。彼らには、取材の中で聞いた『剣道の大会をはじめて観戦したが、大会の運営に整然さがあって感心する』という賛辞を贈りたいと思います。ありがとうございました。

※なお、「一豊杯」に関するご意見・ご感想は、メールフォームよりお寄せください。


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