バトンプロジェクト:二坪の眼
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[460]光のプール
by aoki@dwks 
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[2018/02/13(火) 13:23:50]
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して、描画面を内側に向けて展示する。という展示アイデアが決まった。壁画鑑賞には十六角の内側に入る必要がある。そのための入り口として、一角だけをスリットにして十六枚の壁画を天上から吊り下げる。という展示方式が考案された。

十六枚の十六角柱の壁画が宙に浮いた。

のこぎり屋根工場のほぼ中央に位置する柱を中心に、内側に向けての十六角形の壁画が宙に浮いたのだ。円周が14メートル40センチとなる十六角柱。そこに閉じた空間内部は8畳ほどの広さになるだろうか。鑑賞者は、一宮市の名所となる建物や風景に取り囲まれることになる。ちょっとした茶室をイメージできなくもない。これはかつてない展示様式となった。

のこぎり屋根工場の中央に浮かぶ十六角柱の壁画。それは、のこぎり屋根の北窓からの自然光に包まれていた。のこぎり屋根の明かり採りの構造は、毛織物工場の機能として必要不可欠なものだったと聞く。北側の屋根に広く設けられた採光部。それは工場内に均一のやわらかな光を取り込む工夫だったと。屋根の形状がのこぎりの刃のように角度を持たせることによって、工場内部に影をつくらない光の回り込みを実現している。360度の方位から均...
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