バトンプロジェクト:二坪の眼
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[454]■はじめての野菜作り
by aoki@dwks
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[2017/12/30(土) 15:12:28]
>>続き
引きからはじまる。雑草をすっかり引き抜いてしまうと、土の感触は硬い。この現状で、このまま種を蒔くことには抵抗感を覚えた。「耕す」という言葉が当たり前のように浮かんできた。土を掘り起こして土の深さを確かめておくことも必要かも、と。
野菜栽培の経験はなくても、それはこれまでの人生の中で擬似的に体験してきている。日常のテレビ映像や写真、映画の中などに野菜栽培の光景を見てきている。そこから「耕す」とは何をすればいいのかを思い起こすことができた。まずは道具。スコップと鍬・鋤が必要だった。幸いそれらの農具は、のこぎり屋根工場の備品としてあるものを使わせてもらうことができた。
そして、約5平米の土の開墾がはじまった。
若い頃は陸上部に所属していた。荒れた赤土のグランドをトンボがけして整備することも部活動の一環としてあった。そのトンボが鍬や鋤にとって変わっただけのこと。と思いきや、自分も歳をとったのだろう。5平米の土は意外と手強い。トンボがけしたグランドは100メートル。5平米の土を掘り起こす作業がこれほどまでの重労働になるとは予想外だった。片手間に一人で管理する畑としては、これくらいが丁度良いか、むし...