バトンプロジェクト:二坪の眼
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[1103]気袋3「交換」
by aoki@dwks 
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[2021/01/20(水) 13:06:37]
>>続き
方がない。それはそういうもんじゃ、と受け入れるしかない。じゃがそれは、その気持ちがないと受け入れることはできんな。あんたの気は受け入れた。素直に。」

「この涙はなんなんでしょう....わたしの涙ではないような気がするのです。」

「あんたの涙じゃよ。その涙はあんたじゃよ。」

「わたしのなみだ...。わたしのふしぎ...?」

「不思議は不思議。不思議に囚われなさんな。因果は有るが因果は見えん。ほら、二次元から三次元は見えんじゃろ。見えんが...有る。それが不思議じゃな。」

「三次元からは二次元が見える、ということですね。」

「さて、それもどうかな?二次元は三次元を構成する一面じゃろうが、三次元ではない。二次元の視界を三次元の中で再現できるじゃろぉうか?きっと、情報が多過ぎるわな。そこには整理という作業が働く。その整理は見える見えないを都合する惑わしがある。危うい世界じゃな。」

「ますます解りません。」

「暖かい布団に包まれていても、寒気に似たようなものが走ることがある。悪寒、というものじゃな。病は気から、と言うじゃろ。病を治すのも、気なんじゃな。」

「気、とは何なんですか?」

「吸って吐くものじゃ。」...
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白髭

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